年末年始
奈良に転職で地元を離れて引っ越してから9ヶ月。
2020年4月から奈良に住んでいる。
地元から一回も出た事がなかったから、一回地元から離れたかった。
お金も休みも安定してて、平和で暇な職場からやり甲斐を求めて奈良の会社へ転職した。
私はあの時、やり甲斐のある仕事に就いて楽しく働けば、家族も彼氏も友達も、いなくて平気だと思っていた。
やり甲斐のある仕事があれば、他に何も要らなくて、満たされると思っていた。
でも、それが違う事が、やっと最近分かった。
家族や彼氏や友達からのサポートやセルフケアの生きる土台があってこその、仕事であった。
奈良に来て、いっぱいあったやる気は徐々に仕事に費やしていく中で減っていき、やる気は無くなった。
やり甲斐もあったけど、それよりもやる事がいっぱいいっぱい増えてのしかかり、終わらなくなって、終わる見通しも立たなくなって、不安や心配が増えた。
「やって」と丸投げされる事ばかりで、キャパオーバーになっていた。
焦らされるし、直前の予定変更は当たり前、私は自分の仕事をコントロール出来なくなった。
自分の仕事を自分でコントロール出来ない事は、とても怖くてストレスであった。
そんな事が原因で、12月に入り体に眩暈や吐き気の症状が出て、会社の車で自損をするし、職場に行くと涙が止まらなくなり過呼吸気味になった。
薄々自分が無理をして奈良の会社で働いている事は分かっていたけど、気付かないふりをしていたら、体調に出てくるようになった。
年末年始で地元に帰っていたので、自分と向き合っていっぱい考えてみた。
今まで見て見ぬふりをしていた事が多過ぎた。
奈良に来て、私の求める事が変わったのだろう。
人は変わり続けるし、変わり続ける限り、その時々でいる場所も変わり続ける。
もう私がいる場所は、奈良のあの会社ではないのだろう。
私は2020年4月の自分とは変わったんだ。