アダルトチルドレンを自覚してから

自分がアダルトチルドレンだと気付いてから、乗り越えようと格闘する日々の記録です。

君と出会って

 

君と出会って、付き合い始めて一年が経った。

君と出会って、あまりにも君が優しく私の事を大切にしてくれるから、最初の頃、私はずっと戸惑っていた。

君の優しさが、私は泣くほど嬉しかった。

だって初めて他人に、あんなに優しく大事にされたから。

男の人なんて性欲や下心だけだと思って、男に絶望して諦めていた時期だった。

でも、君は下心なく、本心で優しく大切にしてくれた。

君にとっての普通の事が、私にとっては普通じゃなくて、ぜんぶ、ぜんぶ初めてだった。

君と過ごす日々は温かくて、私の傷付いた心や絶望感、孤独感が薄くなってきた。

下心も性欲も打算もなく、他人に優しく大切にされるのがこんなに嬉しいなんて知らなかった。

 

 

新卒で就職して、すぐ一人暮らしをした。

一人暮らしをしてから孤独感が強くなって、生きているのが辛くなった。

何でだろうと思って、色々本を読んでいたら、私の家が機能不全家族で、お母さんは毒親で、お父さんはギャンブル依存症で、私はアダルトチルドレンなんだという事が分かった。

その頃私は孤独感を男の人で埋めていた。

付き合う男の人は私の事を全然大切にしてくれなくて、酷い扱いを私は受けてて、よく傷付いて泣いていた。

でも、一人ぼっちになるのは怖くて、別れられなかった。

男の人、お金、買い物で、私は孤独感や生き辛さを埋めようとした。

 

今まで実家で良い子で育ってきて、反抗期がなかった私。

出来なかった反抗期を、24〜26歳にかけてしていた。

あの1,2年間の私は荒れていて、自分を大切にしていなかった。

疲れて、いっぱい傷付いた。

母が自殺未遂をして、失踪してから私の荒れ(反抗期)は更に酷くなった。

少しずつ反抗期が収まってきた頃、私は不倫をしていた。

報われない関係で、私はただ寂しかったからその人と一緒にいた。

不倫に将来なんてないから。

そんな関係を続ける事に疑問を抱いて、不倫という扱いを相手の男性に受ける事から自尊心も下がり、大切にされない事にやっぱり傷付いた。

そろそろこの関係を終わりにしたいなあと思っていた時。

 

 

君に出会った。

君と出会って、私の見える世界が変わった。

ああ、私も誰かに大切に扱われて良いんだなあって思えた。

私も一人の人間として生きて良いんだなあって思えた。

私も愛されて良いんだなあって思えた。

君のおかげで、孤独感や自尊心の低さが回復された。

子供の時に得られなかった親からの愛を、今私は彼から得ているのかもしれない。

 

有難い君。君に出会えて良かった。

私は君に出会えて幸せだよ。