違う道を歩む2人
「彼女が禁煙頑張ってるから、俺も何か頑張ろうと思って毎日走るようにしてるんだ」
そういう彼を、ひどく遠く感じた。
彼女の存在が、彼の中で大きくなっている事を感じた。
彼が、彼女を大切にしていると感じた。
彼が、彼女の影響を受けて変わっている事がショックだった。
もう、私との事は彼の中でも過去になっているんだね。
もう、私は彼女みたいには大切にされないんだね。
私達は違う道を、もう歩んでいるんだ。
その事実が酷く切なくて悲しい。
胸をギュッと掴まれる。
私から君の手を離したけれど、
いざ君の隣に彼女が出来ると悲しいんだ。
君の事、嫌いになって離れられたら良かったのに。