アダルトチルドレンを自覚してから

自分がアダルトチルドレンだと気付いてから、乗り越えようと格闘する日々の記録です。

依存症更生施設と、私のお母さん

お母さんは一人追い詰められていた。

 

鬱?アスペ?強迫症神経症?過干渉?

コントロール?ヒステリー?ネグレクト?

自己愛?機能不全家族

引きこもり?拒食?自殺未遂?

 

上記どれもお母さんだ。

追い詰められていたお母さんに、

私は心療内科を勧めたけれど、拒否された。

上記のようなお母さんは、

私達家族にしたらとても厄介で、

どうしたらいいか分からなくて、

放っておくしかなかった。

病院通院を拒否されてしまったら、

私達は他の選択肢を知らなかった。

だから放っておいたら、お母さんは失踪した。

戻ってこない。生きているかも分からない。

失踪されて分かった事は、

「ただそこに存在して生きていて欲しかった」こと。

たとえそれが私のエゴだったとしても。

 

 

 

当事者と家族では、どうにもならない事も多い。

家族の勧めを当事者は拒否をする。

それは、家族への甘えだったりする。

家族も当事者が拒否をすれば無理強いは出来ない。

当事者と家族では限界がある。

 

そんな時に外部の福祉機関が、

当事者と家族の間に介入してくれれば。

何か変わるかもしれない。

外部の力に期待出来る事は大きい。

 

依存症更生施設とは、

そんな八方塞がりな「当事者と家族」

に介入し、外部から力を加えて

「当事者と家族」の関係を

変えるキッカケをくれるものだと考える。

 

そして、当事者の命を最低限守って

救ってくれる所だと思うんだ。

 

最低限度の生活さえ、

依存症でままならない人が多いなか。

施設は当事者の命を守り、

更に生きていく為の

必要最低限の基盤を整えてくれる。

必要最低限度の基盤は、

施設を卒業してから生きていく基盤になる。

 

施設に繋がって、

この世に繋がった命は多いだろう。

その時「もういらない」と思った命でも、

生きていれば、色んな選択肢があって、

色んな生き方も幸せの形もいっぱいある。

色んな選択肢や形は、

施設にいる間に癒されて回復して見つければいい。

施設にいる時間は「人生の夏休み」だと思う。

施設にいる時間は

「休憩」と「自分探し」の時間。

そういう時間があっても良いよね。

だって人生はとっても長いんだから。

 

だからどうが、「もういらない」

と命を簡単に捨てないで欲しい。

 

命が捨てられてしまうのは、とても悲しい。

お母さんみたいに、

一人追い詰められたまま、

失踪してしまったり、死んでしまう事実が、

とても悲しい。

失踪する前に、死んでしまう前に

何か出来ないのだろうか?

失踪も自殺も、追い詰められてする本人も、

とても悩んで辛くて悲しいと思うから。

 

辛くて悲しくて、失踪したいと、自殺したいと

思う人たちが、どうか癒されたり救われますように。

癒されたり救われる手助けが、

依存症更生施設で出来ますように。