アダルトチルドレンを自覚してから

自分がアダルトチルドレンだと気付いてから、乗り越えようと格闘する日々の記録です。

対人関係療法でなおす社交不安障害 / 水島広子

対人関係療法でなおす社交不安障害 / 水島広子

を読んでみて、以外気になった箇所のまとめ👇👇

 

 

・感情は、どんな感情であっても、本人が感じている限り「正しい感情」。

 


・自分の気持ちに関心を持って質問してもらえるのは嬉しい。

 


・「どうしてそんなふうに思うの?」という聞き方だと、「そんな風に思うのは不適切だ」と責められているように聞こえる事がある。

 


・社交不安障害の方

→ネガティブな評価に敏感。

実際それまでの人間関係に批判的な人がいた事が多い。

自分の気持ちを話す事は本人にとってデリケートなテーマ。

「そこのところもう少し理解したいから、詳しく教えてくれる?」という聞き方が◯

「そんな風に感じる病気になっていたら辛いね」という姿勢が大切。

 


・社交不安障害治療において大切な事は、コントロール感覚を取り戻す事を通して、「自分で出来る」という自信をつけ、自己肯定感を高めていく事。

その為には、出来るだけ自分で納得しながら自分のペースで課題を進めていく事が大切。

多少の不安は我慢する事が必要かもしれないが、あくまでも本人から見た「多少の不安」であるべき。

自分で「この不安は我慢して、新しいパターンに集中する事が大切だ」と納得した上でなければ、得体の知れない不安に振り回されてしまい、かえって逆効果。

 


・全ての病気に何かしら学べる要素がある。

鬱病からは、「休んでも大丈夫」「人に頼っても大丈夫」という事を学べる。

摂食障害からは「マイペースでも大丈夫」「人に自分の気持ちを話しても大丈夫」という事を学ぶ事が出来る。

病気は苦しいけど、病気にならないと学べない事も確かにある。

 


・社交不安障害からは、「人間性の受容」が学べる。

相手に関心を向ける事は、社交不安障害の症状を楽にする。

相手の不完全さを受け入れる事も、社交不安障害の治療にプラス。

人間としての相手を見て、相手が実際に感じている事を知り、受け入れていくというプロセスが、成功する治療の中で必ず起こる。

その結果として、社交不安障害を拗らせている、自分に対する評価も手放す事が出来る。

人前で話す時に緊張するのは、恥ずかしい事ではなく、むしろ人間らしい事。

 


・日々のプロセスの中で、社交不安障害という強烈な環境を与えられ、人間性の受容を学んでいる。

 


・社交不安障害の人

→「あの人は私の話し方がおかしいと思っているのではないか?」と想像上の相手との関係で頭がいっぱいになっていて、生の相手の事はよく見ていなかったり、相手の事情を知ろうとしていなかったりする。

社交不安障害の人の感じる孤独感や疎外感、自分には対人関係能力がないという無力感は、実は症状からくるのではなく、生の人間関係が乏しいところからきている。

 


・症状はあっても、生の相手との実質的なやり取りをするようになると、人間の心には豊かな変化が生まれてくる。

自分や他人の不完全さを受け入れる事による温かい受容も生まれる。

そんな中で、症状の相対的な重要度が下がってきて、症状が改善していく。

 


・実際の対人関係を通して、人間の温かさや自分に備わった力に繋がっていく治療。